学生時代、naoが
「あっ、いけない母のテープを持って来ちゃった~」と
shinoと書いてあるテープを見せたら、
「えっ、名前が書いてあるの」と友達に驚かれたらしい。
その話を思いだして
今でもその文具品を使う度に可笑しくなってしまいます。
文具用品は好きだし、家計簿をつけたり、手紙を書いたりするので
私の台所には文具品専用の引出しがあるのですが
naoは学生時代いつもここで勉強をしていたので、
私のをちょっと貸して・・・と引出しから取ったり、
自分のがなくなると、私のと取り替えたりしてて
私の消しゴムがない!!とか私の糊をかえして・・・と揉め
いつの間にか、お互いが自分のものに名前を書いていたのですが
確かに母親が自分の名前を書いていると言うのは
普通、余り聞かない話かも・・(笑)
実家の母はする事がもっと細かいです。
電池には日付を・・・
化粧品やボトルには開封日を・・・
電気製品なども、製品や箱のどこかに,年月日と金額が書いてあります。
確かに、こうしておくと
どのくらいで使ってしまったか、何年前に購入したかなどなど
情報がすぐに目でわかります。
さすが!!!
そんな話をしたら、naoは
「私はパソコンで管理出来てるもん」と言うのですが・・・。
古いお皿を持ち上げると、昔の人が
いつどこで買った・・などと、筆で書き記したのを発見すると
やはりそのものにちゃんと知るしておくのがいいなあと思います。
ところで、私はこの家に来た時
庭の箒や草削りなど、何もかもに名前(名字ではなく下の名前)が書いてあって
びっくりしたのですが
後でわかった事は、周りに同じ名字の人が多いので
神社掃除や村の草刈りに出た時にわからなくなるから・・・と言う事でした。
naoがいなくなると、勝手に持っていく人もいないので
名前がなくてもどこにも消えず、それはそれで平和であり、淋しいものです。
名まえを書かなくちゃいけないというのは、自分でない誰かと関わっていると言う事なんですね。