ちいさなつぶやき by shino

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振袖の袖

5日間のnaoの帰省も終わりました。

買い物に行ったり、100歳のひいばあちゃんに会いに行ったり、

お彼岸のお墓にしきみを立てに行ったり、料理を作ったりと

かなりたくさんの事をしたと思いつつ、

まだまだ一緒にやっておくことがたくさんあったような気がします。

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 成人式に袖の合わなかった振袖

次に着る機会があるのかないのかわかりませんが、

いずれにしてもあのままにしておくわけにもいかないので、

元気な今のうちにと里の母に振袖の袖を詰めてもらいました。

今はこうしてなにかある度、実家の母をまだ頼れるけど

将来naoが頼ってきた時の事を考えると、ものすご~く不安・・・。

着物の事なんてどうしましょ。

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先日、お茶券をいただいてしまい、naoとお茶会に出かけました。

こういう緊張する場所は、私はとても嫌なのですが

2人でぎくしゃくしながらお茶を飲んで会場を出た後で・・・・・

「nao、実は私は昔雲井流のお煎茶を習っていて、

お手前をしたこともあるし免除も持ってる。

お花もやって免状貰ったし、和裁も習ってた。」

みんな花嫁修業していた時代でしたものね。

でも、身につかないと言う事はこういう事!!!

今はお茶の飲み方も怪しいし、お花は活けられないし

和裁に関しては、習っていた事すら忘れてました。

(なんかソソミソソミソとか言ってたなーと、変な事だけ覚えてます・・・)

出来ないものはやってないのと同じ。

ぜーんぶ忘れた。

今のnaoはパソコンでグラフやレポート作れても

たぶん裾のほつれも「まつりぐけ」出来ないと思う。

ボタンがとれたらどうする??

長編みもこま編みも、裏編みも表編みも

家庭科のノートと本の机の上でしか理解していない気がする。

社会人になって、ますます忙しくて会う事がなくなる前に

教えたい事がたくさんある気がするけど・・・

大切なのはいつか自分が覚えたい、作りたい!と思う気持ちで

そうなった時に真剣にやればいい事なのかもね。

と言う事は~~~~~。

その時聞かれて何でも教えてあげられるようになっていなければならないのは

「私?!」

私の方が、いろいろと怖いことです・・・。

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一方、80歳近い私の母

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このグリーンいただき!と、一番中心の派手な緑は

切り落としたnaoの振袖の布

風船かずらの種ないの~?と言いながら南天の枝に・・・。

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介護が必要な歳になっても、

「この人にはかなわないなー」と子供に思われるこんな親でいたいと思います。