やっとひと山越えて落ち着いたのでブログに書けます。
文鳥のハルが死にかけました。
本当にもう、殺してしまったと覚悟していました。
私が悪かったのです・・・・・・。
私の腕に飛んできて、肩の上にいたヨウムに噛まれたのです。
ハルは嘴から血を流し、どんな風になっているのかわかりませんが嘴が曲がっていました。
文鳥にとって嘴は急所みたいなものです。
どんどん紫色になり、ハルの形相は変わりました。
もうどうすればいいか、なすすべもありません。
とりあえず、卓上の電気スタンドで一晩中保温をし、布をかけました。
手の平に乗るくらい小さな体ですから嘴だし、餌も食べれないと
明日までもたないかも・・と思いました。
でも、ハルは強かったのです。
痛々しい姿でしたが、次の朝もブランコに乗って揺れていたのです。
幸い、オカメインコが餌を食べなくて大騒動した時の雛用のパウダーが
冷凍庫に保存されていたので、ダメもとで、流動食を数時間ごとに流し込みました。
とにかくお腹に何かを入れておかないと食べなかったら1日で死ぬと言う思いがありました。
それから3日目、ハルは落ちている餌を食べようとしてカゴの下を歩き回り
嘴が曲がっているから拾えない、掴めない、食べたいのに食べられないという
可愛そうな状態でした。
頑張れ、頑張れと祈りながら、無理やり掴んでは流動食を食べさせていました。
そして4日目、じっと見ていると一生懸命拾おうとしている何粒かに一つが
口の中に消えていってるではありませんか!!!
「自分で餌を食べれている!」
良く見ると、首のところのそのうに、餌の粒が見えます。
この時ほど、嬉しかった事はありません。
これでとりあえず、飢え死にする心配はなくなりました。
そして、後は傷口が化膿しないことと、
紫色の下嘴が壊死して腐らないことを祈るのみでしたが、
どうもその心配もなくなってきています。
今になって考えてみると、文鳥は気が強いので
他の鳥と違って飛んで逃げないで、ヨウムと戦う気で立ち止まって
口を開けて威嚇したところをヨウムにカパッと嘴を挟まれたようなのです。
ヨウムが来ても飛んで逃げるから…というのは、文鳥には通じなかったのですね。
まさかの、あんなに大きさの違うヨウムにまで立ち向かうとは!!!
ヨウムも甘噛みだったのでしょうけれど、あの体格の違いだし、
ペンチで挟まれたようなものですから、文鳥にしたら一溜まりもなかったことでしょう。
それにしても文鳥の♂の気の強い事!
その気丈さが傷からの立ち直りの早さにもつながったと思っています。
オカメインコだったら、もうヘナヘナ~~~~っと精神的にダメな感じ。
一番最初にこの家に来たのに、大きなインコに挟まれて
だんだん注目も薄れ、なかなか出しても貰えなくなり、
それでも機嫌よく歌いながらブランコで1羽揺れていたハル。
どの鳥も好きなのに、なかなか同じように愛情をかけることは難しく
ついついハルには可哀そうな事をしました。
そして、事件から10日目の今日のハル。
切れて血が出ていた上嘴には傷が残りましたが、
ずいぶんわからなくなってきて、再生力がすごい!
下嘴はまだ少し紫色ですが、日に日に桜色が戻ってきています。
ほんの数ミリですが、嘴がずれてしまいました。
ピンセットの先でつまむようにして、餌を食べる文鳥ですから命取りになるところ・・・。
こうして生きている報告が出来て、本当によかったです。
追伸: ヨウちゃんはけして悪くありません・・・・・・。
悪いのは不注意だった私です。
「なになに??何の話~??」
でも、オカメインコもトロイから、何事も注意!と肝に銘じた次第です・・・。