「花のある人・・・」

草柳大蔵のこの本の中に、こんな話があります。新婚の夫婦に好きな絵を

あげるからどれでも選びなさい・・と言ったら「私これがいい、これが絶対いいわ」

と言って、一つの絵を選び持ち帰ったそうです。それを見てその知人が、あの人は

花がないね・・というのです。誰が見ても一番いいと思うものは、持ち主にとっても

気に入ったものだろうから、一番良いのをはずして、それ以外から選ぶような人が

花のある人だと言うのです。この話に感心していたら、別の友人は、それなら先に

一番いいのは除けておいて、それ以外から選ばせるといいじゃない。それは、出した

方が人が悪い・・と言う意見もありました。う~ん、それも確かに一理ある!

いろいろな事について、人の考えを聞くと言うのは面白いものです・・。

切ったスイカを勧められたら、ど真ん中をはずしてちょっと横から取りなさい・・と

子供に言っていたら、友人に「今はそんな事を言ったら駄目だ」と言われました。

今はこれが欲しい!と自分の気持ちをはっきりと言える子供でないといけないのだ

そうです・・・。でも、私はそれを聞いて、どうもすっきりしませんでした。

だって、それだと、周りの人への思いやりや配慮はないってことじゃないですか?

自分の事しか考えない自己中心的な子が増えるはず。

自分の気持ちに素直に生きる・・言葉としては素敵な言葉ですけど、

でも自分の気持ちにただ素直なだけでは、動物と同じではないですか?

欲求を理性でコントロール出来てこそ、人間だと思うのですが・・・・。

これからの子育て・・・難しいものです。