この7月で1歳を過ぎたヨウちゃん。
1年の区切りに、爪もかなり伸びたし、1年目の健康診断をかねて
獣医さんに見てもらおうと思い、この間連れて行きました。
一番怖いのはPBFDという鳥のエイズのような病気。
ヨウムはそれを発症すると100%死亡すると言われています。
ペットショップで陰性の証明を貰っていても、購入までにショップ内で感染していたりすると
その後の検査で陽性が出る事もあり、再検査しないと当てにはならないそうです。
まあ、たぶん、たぶん大丈夫!と思って軽い気持ちで行ったのですが
そこで思いがけない事を言われました。
ヨウちゃんのトレードマークの赤いシマシマパンツ。
珍しいところに模様がある個体と喜んでいましたが
普通、生えるところのない場所に、赤い毛が生えるというのは
あまり良くない方向である場合が多いそうなのです。
ほとんどの場合は、こういう鳥はPBFDにかかっているか、
もしそうでなかったとしても、今度は腎臓肝臓の内臓疾患が疑われるか・・・。
説明している先生の顔が、末期がん患者を見るような申し訳なさそうな
泣きそうな顔をしていて、私達は初めて事の重大さを実感しました。
もちろん調べてみないとわからないけれど、陽性である疑がかなりの率で高いので
結果が出るまでは、家の他の鳥と隔離しておくように・・・という指示を受けました。
我が家の場合、オカメインコもアカクサインコも、まだ1年2年の若い個体なので
免疫力も弱く、感染する可能性もより大きいのだそうです。
そうでなくても、もし陽性だったら感染するので絶対に他の鳥と一緒には出来ません。
それ以上に、陽性だったら、ヨウちゃんは確実に死ぬ?!
帰りの車の中はお通夜のようでした。
運転しながら、急に泣けてきた悲観主義者の私に、
「まだ決まったわけじゃなし!私は大丈夫だと思うよ!」という楽天主義者のnao。
ストレスが一番いけないというけど、あれだけほとんどの時間
自由に外に出ているヨウちゃんってストレスフリーじゃないの!
陽性でも、発症するとは限らないし!
そうだよね~ヨウはとても元気だもん!
家に帰ってから、アカクサインコのカゴと、おかめいんこのカゴをとりあえず
隣の部屋に移動しましたが、もしPBFDを持っていたら、
一度シャワーを浴びて服を着替えてから他の鳥に触るくらいでないと、
このウイルスは防げません・・・・。
いくら別の棟の建物にカゴを持って行っても、ヨウムを触っている私が、
餌や水をやったりして、その部屋に出入りしていたら同じ事ですし、
それ以上にアカクサインコもオカメインコもカゴから出して放鳥もさせてもらえず、
ポツンと別の部屋でカゴの中にいれたままも可哀そう。
naoは、アカクサインコが一番危ないから、マンションに持って帰ると言いましたが
一番鳴き声がうるさいモモ!!
マンションではとても無理です。
しかも、アカクサインコはオカメインコの姿が見えないと、
余計に鳴き叫ぶのです。
二羽ともマンションで飼うなんて、もっと無理!
この先、どうしたらいいかと、途方にくれながら連休を過ごし、
何も解決方法のないまま、病院からの結果を待ちました。
ネットでPBDFの事を調べれば調べるほど、どんどん不安になってきます。
ヨウちゃんの赤い毛は不吉なサインだったんだ!